ジーコ新たな船出…トルコ強豪フェネルバチェ監督
「黄色いカナリア」の愛称で呼ばれ

パレイラ監督(手前)の後押しで、ジーコのトルコの強豪フェネルバチェ監督就任が決まった(ロイター)
パレイラ監督(手前)の後押しで、ジーコのトルコの強豪フェネルバチェ監督就任が決まった(ロイター)
 日本代表ジーコ前監督(53)が、トルコの強豪クラブ、フェネルバチェの監督に就任することが4日、決まった。同クラブが発表した。ジーコはヒディンク、パレイラの足跡を追ってファミリーで名監督の道を歩む。

 同クラブのホームページによると、契約期間は2年、契約金や年俸などは不明。5日にも本拠地イスタンブールへ。日本代表でテクニカルディレクターを務めた実兄・エドゥー氏もスタッフ入りする。

 「欧州で監督業を続けたい」というジーコの希望がかなった。フェネルバチェはトルコのレアル・マドリードと呼ばれるなど資金力はリーグNo.1。毎年欧州リーグで埋もれた有力選手を獲得してチームを編成。05-06年リーグ戦はガラタサライに次ぐ2位。

 初采配は欧州チャンピオンズリーグの予選2回戦(7月25日か26日)、ビルキルカラ(マルタ)-B36トースハウーン(フェロー諸島)の勝ち上がったチームとの対戦となる。

 フェネルバチェの愛称は「黄色いカナリア」でブラジル代表とそっくり。過去には、W杯で豪州を指揮したヒディンク氏、ブラジル代表のパレイラ氏が監督を 務めた。今季クラブ創設100周年を迎えることから、クラブは大物監督招聘を計画。当初、ジーコの友人でもあるパレイラ氏と接触していたが、同氏から「私 よりジーコが適任」との推薦を受けて実現した。

 有力選手にはガーナ代表のMFアッピア、元フランス代表FWアネルカがいる。豊富な資金力をバックに今後、Jリーガーを対象としたジーコ新監督の補強策にも注目が集まりそうだ。


 4年間日本サッカーを盛り上げてくれたジーコの欧州クラブ監督就任が決まった。ワールドカップ本戦ではジーコサッカーは未成熟のように感じるところもあったが、欧州リーグではジーコの目指すサッカーは完成させることができるか。楽しみなところである。


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北ミサイル発射…10発発射説も、金王朝崩壊へ
「テポドン2号」失敗
 

ついに火を噴いたテポドン。未明から朝にかけて前代未聞の連続発射は日本を混乱に陥れた。写真は、98年発射時のテポドン1(ロイター)
ついに火を噴いたテポドン。未明から朝にかけて前代未聞の連続発射は日本を混乱に陥れた。写真は、98年発射時のテポドン1(ロイター)
 北朝鮮は5日未明から朝にかけて、長距離弾道ミサイル「テポドン2号」を含む計6発のミサイルを発射した。いずれも日本海に着弾したとみられるが、漁船 や船舶の被害は確認されていない。防衛庁によると、今後もミサイルが発射される恐れがあるという。日本政府は首相官邸で安全保障会議を招集したほか、米韓 と連携を取りながら今後の対応を協議している。北朝鮮の弾道ミサイル発射は平成10年8月のテポドン1号以来。今回の凶行は、平成14年の日朝による平壌 共同宣言に違反する行為で、国際社会の反発を招くのは必至。この暴挙で金王朝が崩壊に向かう可能性が現実味を帯びてきた。

 韓国の聯合ニュースによると、情報当局筋の話として、「北朝鮮が発射したミサイルはスカッド、ノドン、テポドンの計10発」との情報もある。

 安倍晋三官房長官によると、ミサイルの発射は午前3時32分、同4時4分、同5時の3回。防衛庁によると、その後、午前7時半、同7時50分にも発射が確認された。米政府高官は「全部で6発」と言明している。

 米CNNテレビなどは、6発の内訳として、テポドン2号が1発、中距離弾道ミサイル「ノドン」が5発としている。

 テポドン2号は北朝鮮北東部の咸鏡北道(ハムギョンプクド)・花台(ファド)郡舞水端里(ムスタンリ)にあるミサイル基地の発射台から、ノドンは北朝鮮南部の日本海側にある別の基地から発射されたとみられている。

 外務省幹部は、3発目がテポドン2号と認めたうえで、「発射に失敗したようだ」と語った。

 日本政府は、ミサイル発射凍結(モラトリアム)延長を明記した14年9月の日朝平壌宣言に違反すると反発。ミサイル発射に対応するため、防衛庁では直ち に非常呼集をかけ、幹部が集まる「防衛会議」を招集。官邸では午前4時に関係閣僚による官邸対策室を設置するとともに、同7時から安全保障会議を開催。こ れに先立ち、額賀福志郎防衛庁長官や麻生太郎外相らが首相官邸に集まり、情報収集とともに対応を協議した。

 安倍官房長官は緊急会見で「わが国を含む関係各国の事前の警告にもかかわらず、北朝鮮が発射を強行したことは、わが国の安全保障や国際社会の平和と安 定、大量破壊兵器の不拡散の観点から重大な問題だ」と指摘。その上で「北朝鮮に対して厳重に抗議し、遺憾の意を表明する」と述べた。

 安倍長官は米国のシーファー駐日大使とも会談し、日米両政府が緊密に連携していくことを確認。シーファー大使は記者団に「この問題を国連に付託するかどうか話し合った」と述べた。

 米国が北朝鮮のミサイル発射準備を示す動きを衛星画像で確認したのは5月初旬。北朝鮮のミサイル発射実験場周辺では6月中旬になって発射実験とみられる動きが活発化し、日米韓が自制を求めていた。

 発射情報は一時、沈静化していたが、聯合ニュースによると、「先週末から北朝鮮が近く発射する可能性が大きいとの情報が改めて出回っていた」という。

 日本政府関係者によると、北朝鮮は3日までに、自国の船舶を対象に日本海沿岸水域での航行を制限する情報を出しており、防衛庁はノドンとみられるミサイルの発射準備を示す電波の交信を確認。テポドン発射への対応と併せて、米軍と自衛隊が警戒を強めていた。

 【ミサイル発射をめぐる主な動き】

 93年5月 北朝鮮、日本海で弾道ミサイル・ノドンの発射実験

 94年6月 カーター元米大統領訪朝で核問題めぐる危機回避

 95年3月 朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)発足

 98年8月 北朝鮮が弾道ミサイル・テポドン1号発射、日本上空を通過
   12月 ミサイル防衛(MD)システムによる将来型迎撃ミサイルの日米共同技術研究着手を決定

 99年9月 北朝鮮、ミサイル発射実験の凍結表明2001年5月 金正日労働党総書記、ミサイル実験の凍結延長を表明

 02年9月 日朝首脳会談で平壌宣言。北朝鮮、03年以降のミサイル発射凍結を表明
   10月 米政府、北朝鮮が濃縮ウランの核開発計画を認めたと発表
   12月 北朝鮮北部の咸鏡北道のミサイル実験場で爆発事故

 03年1月 北朝鮮、核拡散防止条約(NPT)脱退を表明
   2月 北朝鮮が地対艦ミサイルを日本海に発射(翌月に再発射)
   8月 北朝鮮の核開発に関する第1回6カ国協議
   10月 北朝鮮、地対艦ミサイルを日本海に向けて発射
   12月 政府がMDシステム導入を閣議決定

 04年6月 北朝鮮が5月にテポドン2号の燃焼実験に成功と韓国紙報道
   9月 北朝鮮のノドン基地周辺に車両など集結

 05年2月 北朝鮮が核保有を宣言
   3月 北朝鮮、弾道ミサイル発射実験再開の可能性示唆
   5月 北朝鮮、日本海に向けて短距離ミサイル発射
   7月 MDシステムによる弾道ミサイル対処手続きを定めた改正自衛隊法が成立
   9月 米が北朝鮮に事実上の金融制裁発動
   11月 第5回6カ国協議(以後、再開されず)
   12月 政府、将来型迎撃ミサイルの開発段階移行を決定

 06年1月 KEDOが軽水炉建設事業を終結
   3月 北朝鮮、日本海に短距離ミサイル発射。在韓米軍のベル司令官が米全土を射程に収めるテポドン3号も開発中と議会証言
   4月 米海軍がMD用迎撃ミサイル搭載のイージス艦を8月に日本初配備と発表
   5月 北朝鮮にテポドン2号発射の兆候
   7月 北朝鮮、日本海にミサイル発射

【関連記事】
◆北ミサイル発射…10発発射説も、金王朝崩壊へ(2006/07/05)

“死のボタン”米を挑発…直接対話へ大バクチ (2006/07/05)
「独立記念日を標的」米激怒…「挑発的行為だ」 (2005/07/05)




 ミサイルが今朝方にかけて日本海に向けて発射された、日本にとっては恐ろしい話である。再三、ミサイル発射をやめるように言っていたのに、この有様。これではいつ日本にミサイルを打って来てもおかしくない。

 最悪の事態となる前になんとかやめさせるような手を打って欲しいところだが…


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橋本元首相縛った「しがらみ」…番記者明かす素顔

 

故橋本元首相
 故橋本龍太郎元首相=写真= の告別式は3日、東京・高輪の高野山東京別院で行われる。2日夕、同院で行われた通夜には、近親者だけでという遺族の思いをよそに、多くの友人や総理・閣 僚時代に橋本氏と支えた官僚などが姿を見せ、焼香のための列が途切れることはなかった。「あまりにも早すぎる死」を迎えた橋本氏。番記者として橋本氏の素 顔を見てきた夕刊フジ記者が、「ハシリュウ」を追悼する。

 「胡錦濤氏は靖国神社について話す時、ずっと僕の顔だけをみるんだ。どうしてかね…」

 今年3月、日中友好7団体の団長として訪中した橋本龍太郎氏。帰国から2カ月後の5月中旬、困惑した表情でこう打ち明けられた。出発前に「不愉快さを覚悟して行ってきます」とのメールをくれた橋本氏との、それが最後の会話になってしまった。

 橋本氏と知り合ったのは、森内閣で行革担当相を務めていた平成13年。「嫌みったらしい」などとの評判とは違い、素顔の橋本氏は意外にも気さくで優しかった。

 一度は首相の座に上り詰めたが、参院選で惨敗し無念の辞任。再度総裁選にチャレンジしたが、小泉純一郎首相に敗れ、その後の政治生活は決して恵まれたものではなかった。

橋本氏の遺体を乗せた車は、永田町と首相官邸前を通って自宅に帰ってきた=1日夜、東京・南麻布
橋本氏の遺体を乗せた車は、永田町と首相官邸前を通って自宅に帰ってきた=1日夜、東京・南麻布
 一昨年秋には日本歯科医師連盟のヤミ献金事件が浮上。批判の矢面にさらされ、昨年の郵政解散で世間が「小泉マジック」に熱狂する中、静かに政界を引退した。

 ヤミ献金事件の最中、橋本氏の車に同乗したことがある。話を振ると嫌そうな表情をしながら、ポツリとこう呟いた。

 「あの会合には行きたくなかったけれど、どうしても来てくれといわれたんで嫌々行った…」

 カネについては「道ばたに落ちている1万円札さえ拾わない」(周辺)と言われるが、1億円の受領については最後まで「本当に覚えていない」とシラを切り通した。

 橋本氏の手足を縛ったのは「しがらみ」だろう。同じ「改革」を掲げながら、理想実現のためには友人も冷徹に叩き切る小泉首相の姿は、不愉快だった一方、 うらやましかったのではあるまいか。「ぼくには人とのしがらみがあるからね…。小泉くんにはそれがない」。そう漏らした時の寂しそうな表情は脳裏に焼き付 いている。

 「政界きっての政策通」と言われたが、党や派閥のかじ取りは不向きだった。平成研を引き継いだ際には、「派閥嫌いのぼくが派閥会長なんだよ」と自嘲(じちょう)気味に話したことも。

 橋本氏の素顔は、ブラウン管に映し出される顔とは対照的だ。周囲の人に配慮を忘れず、他人へのプレゼントは常に自ら買いにいった。メールを送ると必ず返事をくれたが、辛い時にはいつも励ましの一言も。末尾には「龍」の一文字。安らかにお眠りください。



 本歯科医師連盟(日歯連)からの1億円献金疑惑で問題視されたものの、とても大きな人を亡くしたと思う。あまり政治に興味のないものでも橋本龍太郎という名前は聞いたことがあるだろう。

 ご冥福をお祈りします。



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“若者除け”に開発「不快音」なぜか着信音で大流行 
 店頭にたむろする若者を追い払うため開発された大人には聞こえにくい高周波数の「不快音」が、携帯電話の着信音として米英の若者の間で急速に広まりつつある。ニューヨーク・タイムズなどの米主要紙も14日までに相次いで取り上げ、新たなブームに注目している。

 報道によると、もともとは英国の会社が「モスキート(蚊)」の商品名で、セキュリティーシステムとして昨年から地元商店などに販売。小型スピーカーから17キロヘルツという非常に高周波数のブザー音が流れる。

 高周波数の音は年齢とともに徐々に聞きにくくなるため、おおむね20代後半以降の大人には聞こえないか、ほとんど気にならないが、10代の若者にはかなり耳障りで、店頭に長く居座るなどの迷惑行為を防げる-という触れ込みだった。

 ところが販売後しばらくして、よく似た音声ファイルを携帯電話にダウンロードできるソフトが開発され、予想外の流行に火がついた。現在ではインターネッ ト上に「モスキート着信音」の販売サイトも登場。大人に聞こえないのをいいことに、授業中の携帯使用が増えないか、学校の先生らを心配させている。(共 同)


 特に何も悪いわけじゃないが、もし若者がいっせいにこの音を着信音をすると至る所でかなり不愉快な音が鳴り響くことに。しかしまさかこの蚊の音が商品として売れるとはアイディア勝ちか。
 余談だが私もまだ音が聞こえるので、授業中になるととても嫌だと思う。


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秋田鬼母、姑息なアリバイ工作…人目につく場所へ

 


不可解な行動と矛盾点が次々と浮上する畠山容疑者
不可解な行動と矛盾点が次々と浮上する畠山容疑者
 秋田県藤里町の米山豪憲君(7)殺害事件で、能代署捜査本部に死体遺棄容疑で逮捕された鬼母、畠山鈴香容疑者(33)が、豪憲君を殺害した後、能代市内 のスーパーやコンビニエンスストアを何度も訪れ、店員らに目撃されていたことが12日までに分かった。あえて人目につく場所に行くことで、アリバイ工作を 図ったとみられる。鈴香容疑者の供述には矛盾点も多く、捜査本部は計画殺人の疑いを強めている。

 鈴香容疑者のアリバイ工作は自宅で豪憲君を殺害した直後から始まる。

 5月17日午後3時半ごろ、豪憲君を絞殺した後、鈴香容疑者は遺体を軽乗用車に積んで約10キロ離れた市道脇の草むらに放置した。

 殺害から2時間後の同日午後5時半。鈴香容疑者は実家から車で約5分の場所にあるスーパーに立ち寄る。スーパーの防犯カメラが鈴香容疑者の姿を捉えていた。

 豪憲君の父親から午後8時2分に行方不明を知らされ、午後8時半ごろ捜索に参加。翌日の午前2時ごろまで自宅で能代署員に事情聴取されていたが、終了直 後には同市内のコンビニエンスストアで缶コーヒーなどを買っていた。同日午前8時にも、同じコンビニを訪れ、缶コーヒーなどを買っていた。

 捜査本部では、外出で人目につく行動をとることでアリバイ工作をみている。

 一方、鈴香容疑者の“涙の供述”が、黒い涙だった可能性が高まっている。供述の矛盾点が多数浮上しているのだ。

 衝動的な殺害を強調するわりには、軍手や凶器とされる着物用の腰ひもが近くにあるなど不自然。会見でこの点を聞かれた弁護士は「その…。本人から聞いていません」と言葉に詰まった。

 豪憲君の靴下にはウサギの毛が付着していなかったことも分かり、「靴を脱いで自宅に上がり込んだ」との供述はウソの疑いが強い。鬼母は「殺害後に靴をはかせる」と話しているが、つじつま合わせとみられる。

 豪憲君の姿が亡くなった彩香ちゃん(9)とダブったことが動機とされるが、「それほど彩香ちゃんをかわいいがっていたのか」との見方がもっぱらだ。

 刑事訴訟法の専門家によると、「計画殺人では衝動殺人と比べて、刑期が倍違う可能性も出てくる。鈴香容疑者が、そこまで賢いかは分からないが…」と話す。

 稚拙すぎるストーリーに翻弄(ほんろう)される捜査本部。鬼母はいつになったら、本当に反省するのだろうか。



 素人なんではっきり言えることではないが、素人目からしてもこれは計画的ではないかと思う。記事中にも書いてある通り殺害につかう軍手や凶器を使うと言ったことは不自然極まりない。衝動的だったとは思いがたいものである。

 長期間に渡って容疑者は何か心にフラストレーションがあったのかもしれない。それが豪憲君へのものかどうかは分からないが、結果ターゲットとしてその解消先が豪憲君へ行ってしまったものだと思う。

 このような犯罪が二度と起こらないように本当の動機の解明をして発表して欲しいと思う。


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惜しい!藍3位…痛恨ダブルボギーで1打及ばず
「残念だけど、今までで一番すっきり」
 

1打及ばず惜しくも3位。大舞台で大健闘を見せた宮里(AP)
1打及ばず惜しくも3位。大舞台で大健闘を見せた宮里(AP)
 【ハバードグラス(米メリーランド州)=夕刊フジ特電】藍、惜しい! 女子ゴルフの今季メジャー第2戦「全米女子プロ選手権」は11日、最終ラウンドを 行い、首位でスタートした宮里藍は7番で痛恨のダブルボギー。終盤盛り返し、通算7アンダーとしたが、1打差の3位に終わった。優勝はウェブとのプレーオ フを制した朴セリ。不動裕理はイーブンパー72で回り通算2アンダーで20位。

 澄み渡る青空の下、1番ティーグラウンドで大きく息を吸い込んだ。前週に続く最終日首位スタート。77年樋口久子以来、29年ぶり日本人メジャー制覇の夢を乗せ、宮里の熱い戦いが幕を開けた。

 「(過去2度の最終日最終組では)優勝を意識して力が入りすぎたり、スコアのことを考えすぎたり、基本的なミスがあった。今回は自分のゴルフに100%集中することだけです」とテーマを掲げたこの日。出だしから攻めた。

 1番パー4では第2打をピン右上2メートルへ。バーディーパットは惜しくもカップにけられたが、3番パー3ではピン右80センチにつける会心の1打でバーディーが先行する。

 落とし穴が待っていたのは、首位タイで迎えた7番パー3。第1打をグリーン左斜面の深く密集したラフへ落とすと、第2打では数ヤード出すのが精いっぱ い。第3打でもピンまで4メートルに乗せただけ。大会前、「ボールが沈み込むラフなので、グリーン周りのアプローチが難しくなる」と警戒していたわなには まり、痛恨のダブルボギー。この時点で通算8アンダーで首位に立つウェブに2打差をつけられ、V争いから一歩後退した。

 しかし、ここであきらめるわけにはいかない。413ヤードと長い9番パー4では、2メートルのパーパットをきっちり沈めてこの日初めて右手でガッツポーズ。めまぐるしく首位が入れ替わる混戦のなか、初Vへ望みをつなげバックナインへ向かった。

 踏ん張りどころの後半。11番でボギーとするも、13番で3.5メートルを沈めて通算6アンダー。必死に食らいついた。続く17番パー3では、またもや 第1打をグリーン右ラフに打ち込むが、大ギャラリーから大歓声で迎えられた18番ではピン左4メートルを沈めバーディーフィニッシュ。終わってみれば、惜 しくも1打差。自己最高の3位と大健闘だ。

 「(首位と2打差で迎えた18番は)セカンドは気持ちだけ狙いました。う~ん、惜しかったかな。残念だけどやるべきことはやったので、今までで一番すっきりとしています」

 今季米ツアーで2度経験した最終日最終組では、前半に自滅。実質の優勝争いには加わっていない。初めて味わうサンデーバックナインの緊張感のなか、上がり3ホールで2バーディーを奪い成長を見せた。

 「小技の面で腕を磨かなきゃいけない」と課題を見つけつつ、「前々回より前回。前回より今回とよくなっている。大きな自信になると思うし、この上は優勝しかないですから」。大舞台で目覚めた。優勝の喜びに浸るのは、そう遠くはなさそうだ。


 一打差とは痛恨のダブルボギーが悔やまれる。しかし、終わってみれば自己最高の3位とこれからに期待が膨らむ結果となった。

 優勝の喜びをファンとともに分け合える日はそう遠くなさそうだ。


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“日替弁当”秋田鬼母、男と動機…ふしだらな行動
彩香ちゃん追い出し部屋に男連れ込む…
 


任意同行に応じ、自宅を出る畠山鈴香容疑者。頑なに否認していたが、16時間後にようやくオチた=4日早朝、秋田県能代市
任意同行に応じ、自宅を出る畠山鈴香容疑者。頑なに否認していたが、16時間後にようやくオチた=4日早朝、秋田県能代市
 秋田県藤里町の町立藤里小1年、米山豪憲君(7)が殺害された事件で、能代署捜査本部に死体遺棄容疑で4日深夜、逮捕された畠山鈴香容疑者(33)。約 1カ月前には長女、彩香さん(9)を藤琴川で亡くした気の毒な母親は、突如鬼母に姿を変えた。奔放で怠惰な「近所の女」に絶たれた小さな命。畠山容疑者は 容疑を認めたものの、「殺していない」「動機は分からない」とあいまいな供述を繰り返しており、深い闇に包まれた心の奥底は見えない。捜査本部では彩香さ んの水死にも重大な関心を寄せ、捜査を進めている。

 【16時間の攻防】

 「容疑を大筋で認めています」

 5日午前1時。県警の記者会見場では、鈴香容疑者の“正体”をよく知る報道陣から、「まさか(認めるとは)」とのどよめきが起こった。県警の岸野篤司刑 事部長によると、鈴香容疑者が遺棄容疑を認め始めたのは、聴取開始から16時間経った逮捕の直前だった。逮捕を告げると、うなずいていたという。

 鈴香容疑者は豪憲君の自宅のわずか2軒先で暮らしていた。周囲では鈴香容疑者のふしだらな行動は周知の事実だった。能代市内の飲食店にも一時勤めていたが、「デリヘル嬢」だったとの情報もある。

 それを裏付けるように近所の主婦はこう証言した。

 「『日替わり弁当』と呼ばれていた。あの女が家に若い男を連れ込み、用(SEX)を足す。玄関の鍵を閉めるので、彩香ちゃんは寂しそうに外で遊んでいた。寒い冬の日に外へ出されたこともあり、知人がご飯を食べさせてあげたこともある」

 自宅を追い出された彩香さんは、仕方なく豪憲君の自宅に遊びに訪れる。こうして犠牲となった2人は仲良くなっていったという。

 【貧しい家庭】

 鈴香容疑者は旧二ツ井町(現能代市)出身。ダンプカー運転手の父と美人で顔立ちがはっきりとした母の間に生まれ、弟が1人いた。当時の知人は「団地で生 まれ、町内に家を建てたが、父親が糖尿病で目が悪くなり運転ができなくなった。だから、母親は玄関先でたこ焼きを焼いて家計の足しにしていたが、結局、家 は手放すことになった」と話す。

 一家は約20年前に少し離れた同町内の借家に引っ越す。大家が「一応きちんと家賃はもらったが、今まで入った店子の中で一番、支払いが遅かった」と話すように、家計は相当苦しかったようだ。

 鈴香容疑者自身は活発な子供で、同級生の男性は「中学のころには、成績もよくなかったのに、クラス委員に名乗り出て、生徒一同『あんたがやるの?』と驚いたんだべ」と振り返る。

 【借金苦】

 高校は県立二ツ井高家政科へ進学。「ロングヘアで派手な衣装ばかりを選んでいた。紫のボンタンを履いていた。高校を卒業すると職を転々とした」(近所の女性)。

 一度は栃木県内の温泉旅館へ仲居として就職したものの2年ほどで舞い戻る。このころ、同県内で知り合った男性と結婚するが、彩香さんを妊娠しながらも、 「ダンナの浮気が発覚した」(知人)ことで離婚。家計を支えるべく葬儀店、隣町のパチンコ店、実家近くの釣具店といった具合に転職を繰り返した。

 相当借金をしていたようで、「職場に一日何度も借金を取り立てる電話が掛かってきた。本人に取り次ごうとすると、『いないって言って』『自己破産するから、弁護士の連絡先を教えてあげて』と逃げ回っていた」(職場の元同僚)。

 そんなビンボーながら、携帯電話には月額6-7万円使っており、彩香さんがいながら「命の次にケータイが大切」と、耳を疑うようなことを周囲に話していた。

 鈴香容疑者が勤務していた葬儀店店主は「男ができたと思ったら給料袋だけ取りにきて、その後はドロン。悪いやつとは思っていたが、子供に手をかけると は…」と振り返る。ろくに育児もせず、「保育園には、おばあちゃんばかりが送り迎えにきていた。食事もほとんどコンビニ弁当だったようで、部屋中、コンビ ニの袋だらけだった」(同級生の母)。

 ここ2、3年は仕事にも就かず、生活保護を受けていた。それでも「『実家に戻ると、父親がとやかくいってきてうるさい』とボヤいていた」(元勤務先の上司)という勝手な理由で、町営住宅での暮らしを続けていた。

 【ヤンキー風】

 事件発覚直後から、実家の前には、「被害者対策」(捜査関係者)を装って24時間、行動確認の捜査員が張り付いた。報道陣もその動きを察知。約50人もの記者やカメラマンが実家を包囲した。

 先月20日午後5時過ぎ、追い込まれた鈴香容疑者は「あんたらの取材に答える義務はねぇ。帰れ!」と激怒しながら玄関から出現。黒のシャツにキラキラの刺繍(ししゆう)が入ったジーンズとウワサ通りのヤンキー風で報道陣に向かってわめき散らした。

 「私は被害者だ。あんたらにとっちゃこの1カ月は短いだろうが私は長かった」

 「私は心が不安定で病院に通っているんだ」

 「(彩香さん捜索の)ビラはマスコミのために作ったんじゃねえ」

 「あんたらもいい加減にしろ!」と監視の捜査員にも一喝。最後には「ドン」と庭に置いてあった廃車にハイキックを加え、報道陣を威嚇したほか、度々、小競り合いが発生していた。

 先月21日午後にあった豪憲君の葬儀には欠席。彩香さんの四十九日法要が営まれた先月27日には、実家で記者会見し「不審な車がいた」「30代の男が乗っていた」と嘘八百を並べ立て、捜査を撹乱(かくらん)する猿芝居もしてみせた。 


【関連記事】
秋田鬼母、逮捕前に激白…疑惑に「ショック」





 とても衝撃的な事件である。我が子を無くした者が他人の子を殺すとは。如何ともし難い事件である。

 豪憲くん殺害を止める術はなかったのだろうか。前兆のようなものはなかったのだろうか。この悲劇は隣人だけでなく色んな人にとってショッキングだったであろう。このような事件をもう二度と起こさないようにできるのか。いや、しなければならない。

 もはや警察が安全を守ってくれる時代は終わったと言っていいと思う。我々は危機管理について今までより重く考えていかなければならないだろう。


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慣れぬ監視員“摘発”に20分…初日ルポ

 

違反車両を取り締まる監視員も初日は苦戦した=1日午前10時半、東京・東銀座
違反車両を取り締まる監視員も初日は苦戦した=1日午前10時半、東京・東銀座
 改正道交法による駐車違反取り締まり事務の民間委託が1日始まり、駐車監視員が同日午前、一斉に活動を開始した。早くも監視員が使用する携帯端末などが作動しないトラブルが各地で発生するなど、問題山積のまま導入された現場をルポした。

 取り締まり重点地区である東京・銀座。緑色の制服姿の駐車監視員は、2人1組で晴海通りの巡視を午前9時から開始した。事前ニュースが効いたのか、思いのほか違反車両が少ない中、約10分後、旅行代理店の前に止められていた乗用車を発見した。

 車両を確認後、違反状況をデジタルカメラで撮影するとともに、日時や場所、ナンバーなどを携帯端末に入力して、標章(ステッカー)をプリントアウト。フロントガラスに張った時点で違反が成立となる。

 しかし、この日は汗ばむほどの快晴。事前マニュアルで5分ほどとされていた作業だが、「モニターやデジカメの画面が、日光を反射してよく見えない」(監視員)ということもあってか、約20分もかかる始末。そのためか、途中でドライバーが車に戻ってきてしまうおまけも。

 男性ドライバーは「旅行代金を払いに来た。ほんのちょっと停めただけなのに…」と、安堵(あんど)の表情で車に乗り込んだ。

 その後、この監視員チームは2件の摘発に成功。「マスコミの皆さんがいなかったら、もう少しスムーズにいきます」と苦笑すると、約2時間の巡視を終えて 休憩のため、築地署に戻っていった。沿道の小売店店員は「昨日まで店の前にたくさん駐車されていたが、今日は明らかに少ないね」と話した。


 この法律で確かに違反駐車は減るだろうと思われる。しかし、これで問題も色々あると思う。

 例えば宅配サービスの車などはその性質上一時的に駐車場以外の場所にも止めなければならない。このような車も少なくはないだろうが今のところ、これも違反となってしまうだろう。一体どうなってしまうのか。


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日本奇跡!! 高原意地の2発、肉体改造実った

 


後半12分、DFの裏に抜け出した高原が先制ゴール(撮影・森本幸一)
後半12分、DFの裏に抜け出した高原が先制ゴール(撮影・森本幸一)
 【レバークーゼン=久保武司】スシボンバー意地の2発!! 日本代表は30日、W杯のホスト国、強豪ドイツ代表と対戦。高原直泰の2ゴールで先制した が、終盤に2-2と追いつかれ金星を逸した。しかし、このところ不本意な試合が続いたジーコジャパンにとって、価値あるドロー。あと12日にせまったW杯 初戦(対オーストラリア)へ向け、順調な仕上がりをアピールした。高原は、02年大会でもエースと期待されながら、エコノミークラス症候群で無念の代表落 ち。その変身ぶりには、日本のファンはもちろん、ドイツ代表をも仰天させた。

 ドイツで2連発。高原はよみがえった。今季所属しているドイツ、ブンデスリーガでは、公式戦わずか1ゴール。ところが、ドイツ代表相手に2ゴールをゲットした。

 ジーコ監督は、地元ドイツ人記者から「リーグ戦の倍のゴールを奪った高原に何が起きたのか?」という質問を受けたが、「そんなことは、高原に聞いてくれ!」と憮然(ぶぜん)した表情で吐き捨てた。高原の活躍は、ドイツでもサプライズだったのだ。

 1本目は「GKがシュートを打つ前に滑ってコケていた。冷静に打てました」と振り返った。そして、2点目に関しても、「思い切りよく切り返して、自分の 打てる位置にしてから、しっかり打つことができた」と言葉を弾ませ、2つのゴールがともに完璧(かんぺき)だったことを強調している。

後半20分には冷静に2点目。本気モードの開催国ドイツを仰天させた(撮影・小倉元司)
後半20分には冷静に2点目。本気モードの開催国ドイツを仰天させた(撮影・小倉元司)
 振り返れば02年W杯。前任者のトルシエ監督から、「エース」の指名を受けていた。が、開幕直前にエコノミー症候群に。「これも運命」と一度は悟った高 原だったが、簡単にあきらめられるはずはない。ドクターストップを振り切り出場を決意。しかし、トルシエ監督は、代表へ選考しなかった。

 その時点から高原は「肉体改造」に着手。体にいいといわれたことはすべて実践した。血液の流れを良くするという「納豆」があるといわれれば、大量に発 注。それを「1日に2パック」食べることを日課にしてきた。そして、ドイツW杯で活躍するために、移籍先もブンデスリーガのハンブルガーSVを選び、納豆 を食べることも渡独しても続けている。

 その一方、日本人選手が欧州で経験する悔しい“差別”を受けた。当初、スシボンバーの愛称についても「ふざけるな」と思ったという。加えて、調子が良くてもベンチウォーマーになることばかりで、何度も放出要員にされる屈辱も味わった。

 だが、高原はめげることはなかった。懸命にドイツ語を覚え、クラブにやってくる子供には積極的にサインなどのサービスを。ただ、気合が空回りして、 シュートを打ってもゴールポストやバーに当てるシーンが続き、『アルミニウム・アレルギー』や、チャンスをつぶすストライカーということで『シャンセン・ トット』(好機を殺すヤツ)とありがたくないニックネームまで頂戴してもくじけなかった。

 W杯イヤーを迎えた今年、高原は大きな決断をしている。これまで、アルゼンチンやドイツへの移籍を応援していた所属事務所を離脱したのだ。マネジメント なども、他人に委ねることなく、自分が中心として活動をスタート。まさに、自分改革である。ヘアスタイルも丸刈りを通していたが、W杯メンバーに選出さ れ、「モヒカンヘア」に。

 W杯後には、ハンブルガーSVから、1億円の移籍金で「レギュラーで起用する」と補償してくれたフランクフルトへの移籍も決定した。

 その変化に一番気づいたのはジーコ監督だ。「高原はどんな試合でも真面目に取り組んでいた。たとえゴールがなくてもスタイルが変わることはなかった」と話す。

 ドイツまでのフライトも、「高原の健康には気を使ってくれ」とジーコ監督の指示で、選手には許されないファーストクラスを用意。どうしても、このドイツ戦でゴールを決めたかったのだ。

 試合後は、「追いつかれたことで、誰も結果には満足していません」と悔しい表情を浮かべた高原。

 とはいえ、決定力不足といわれたジーコジャパンに出現した救世主。26歳のストライカーに、日本の命運がかかっている。



 ワールドカップイヤー、開催も間近にせまり強化試合でドイツと引き分けた。2点を先取するという攻撃力を見せたが、追いつかれるという守りの弱さも見せた。

 しかし、いい意味で予想を裏切られた人も多いのではないかと思う。決勝トーナメントにいけるように期待しながら開催を楽しみにしている。


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